ふるさと交流会(郡山会場)報告

8月11日(祝)郡山市で行われた「ふるさと交流会」は避難者・帰還者・地元の方など参加者は101名。

今回は郡山市政策開発部広聴広報課にお願いし『広報こおりやま』をみなさんに配布。県内外に関わらず子育て世帯が抱える悩みや郡山市が行っている見守り・交流拠点・イベントなどの記事などを真剣に読む参加者がいる一方で避難先が異なる参加者同士が近況や今後の生活について意見交換をするなどの交流会を行いました。


 
会場には“ふるさとお菓子コーナー”を設置。県外に住む参加者は「これが食べたかった!」「私はこっちが好き。」と楽しく選び、食べては「これだ!」と言わんばかりにうんと頷く様子も見られました。

また、読み札に福島の方言が使われた“福島おもしろカルタ”では、福島の方言や名所・特徴 などが分からない避難先で成長した子供たちが、楽しみながら福島を感じる機会となりました。

子供たちにクイズの要領で「これはどんな意味?」と聞くと答えられず、周りの大人たちから「これは、こういう意味で、こんな時に使うんだよ。」と丁寧に教わり、初めて会う同郷の人同士でも方言を真ん中にふるさとの良さを確認し合えたと感想をいただきました。

夏休みじゃんがらキッズクラブ 5日目

最終日は浦添西海岸のカーミージー観察会でした。

会員さんだけでなく、地元の人にも声を掛けて参加者を募り「海で遊び隊」の浪岡さんと隊員の皆さんたちに案内して頂いて、海の生物観察を楽しみました。

最初に危険生物の写真を見ながら説明を受けて、きれいな貝をお土産に一個づつもらってから、海に向かいます。浜の岩場に張り付いている貝や、ヤドカリ、カニなど、よく目にする生き物も、名前や特徴を知ると俄然面白くなります。

普段見つけても触る事のないナマコも目の前に差し出されてこわごわ触る子もいました。爪楊枝のようなヨウジウオはオスが卵を抱いて子育てすイクメンだよ、と説明を受けるとみんな興味津々。

他にもなかなか見ることのできないアオリイカの卵を見たり、昼間は穴を掘って潜んでいるトゲアナエビ釣りに挑戦したり、案内なしでは触れることのできない海の生物をいろいろ紹介してもらいました。

観察の最後はカーミージーで気を付けなければいけない潮の流れについての説明を受け、個人で遊びに来るときに注意すべき場所を確認しました。

解散前に駐車場所でおやつタイム。かき氷を楽しみました。暑い日だったので、冷たいかき氷が特別美味しくて、何杯もおかわりをする子もいました。季節が変わるとまた観察できる生物も変わるので、違う時期にまた観察会に参加したい、という声もありました。

夏休みじゃんがらキッズクラブ 4日目

事務所開放日2日目。

この日も宿題持って来所した子ども達や親子で来所された方もいた中で、お母さんと離れて子供だけで過ごす時間を体験した子ども達もいました!

はじめは少し緊張していた様子でしたが、他のお友達とも打ち解けて一緒に遊んだり読書をしたりと楽しく過ごしていました。

おやつに時間には今帰仁スイカをみんなと一緒にたくさん食べたのも嬉しかったとの感想を頂きました。

夏休みの居場所作りを目的として開催している[じゃんがらキッズ]ですが、今年も子ども達や大人にも有意義な時間を過ごせてもらえたことはとても良かったと感じました。

夏休みじゃんがらキッズクラブ 3日目

昨日に続き、今日も「まこけ先生」によるアートタイムで「バードコール」を作りました。「バードコール」とは「鳥笛」の事で、木と金属棒をこすり合わせて小鳥が鳴くような音を出し、鳥を呼び寄せる事ができる道具のこと。のこぎりで木を切り出し、ナイフで皮を削り、やすりでピカピカに磨く。丹精込めて磨き上げたら金具を取り付けて、オイルや蜜蝋を塗って仕上げていきます。

のこぎりやナイフを使う前に先生から道具の使い方の説明があり「今日は2人くらい手を切るかな?」「手を切ると痛いし血も出るけど、でも、今まで病院に行った人はいないよ!」と声がけがありました。しかし、けが人はナシ。子どもたちは初めて使う道具に最初は戸惑いながらも夢中になって自分がイメージする作品を楽しく作り上げました。

子どもの危険回避能力が落ちていると指摘される昨今。沖縄じゃんがら会では毎年、自然体験を基本とした交流会を開催しています。実はこの自然体験プログラムには危険回避能力を高める学びがたくさん詰まっているのです。

先日「災害時になぜ人は逃げ遅れるのか?」というセミナーを社会心理学の先生から学びましたがその中で「恐怖学習の機会喪失が緊急時の機能不全につながる」と教えて頂きました。

子どもを大事に思うほど、ケガや怖い思いはさせたくないと思うのが親心。でも「かわいい子には旅をさせよ」「獅子の子育て」という中に愛しい子への成長を見守るヒントがあるのかもしれませんね。

毎年、お世話になっていますが、自然を大事にアートの感性を育む、まこけ先生は素晴らしい!!と改めて感服しました。

16時前、参加した子ども達の表情にちょっとした自信が滲み出ているのを感じながら、小さな森の畑のアトリエを後にしました。

うえのいださんのホームページhttps://www.uenoida.com/

夏休みじゃんがらキッズクラブ 2日目

今日と明日は首里石嶺町にある畑のアトリエ「うえのいだ」の玉城真先生(まこけ先生)によるアート工作と木工工作です。1日目の今日は各自絵の具とクレヨン持参で集まりました。

まるで屋根の様にほるとの木の枝葉に覆われているテラスが子ども達のアート作業場。

はじめは「ぐっちゃぐちゃ」からスタートしました。お友達がクレヨンでぐちゃぐちゃに描いた線に好きなように描き足して一枚の絵を完成させます。ぐちゃぐちゃの線なのに子ども達の手に係るとネズミになったりイヌになったり果物になったり。子ども達の想像力に感心させられました。

お次は画用紙に差し込むゆらゆら揺れた木漏れ日をクレヨンでなぞり上から絵の具で塗りました。木漏れ日を絵にするなんて素敵ですね。

アート工作はまだまだ続きます。大きな紙の洋服に好きな絵を描いたり、はたまた、ゴーヤーやオクラ、ヘチマ、トウモロコシなどの野菜を切ってスタンプにしたり。小さい子ども達は大きな紙に何の迷いもなく大胆にアートしてました。小さい時にしか見られない姿。みんな可愛かったです。お兄さんお姉さん達は何を描くかじっくり考え、画像も参考にしたりして好きな物を丁寧に描いていました。さすがです。

野菜のスタンプアートはなんとハガキにしてもらいました。どの子も自分でどこを切り取ったらいいかを考えまこけ先生に切ってもらいました。ぜひお手紙出して下さいね!今日は自然の中で時間を忘れて思う存分アートを楽しみました。参加したお母さんからは「やっとこのようなイベントに参加できる年齢になりました!」との声もありました。明日の木工工作も楽しみです。