沖縄じゃんがら会

その昔、岩城(いわき)国(現いわき地方)出身の僧侶、袋中上人が台風に見舞われ、勝連半島に漂着し「じゃんがら踊り」を伝承、それが現在のエイサーの起源だと伝えられています。「じゃんがら踊り」とは福島県いわき地方の念仏踊りのこと。袋中上人はお世話になった沖縄県の皆様に「祈りの心」を伝承したかったのだと思います。

平成23年3月11日、東日本大震災が起こり、突然に地震・津波・原発事故という三重の災難が降りかかった私達は様々なルートを辿りつつも無我夢中でここ沖縄県へ避難して参りました。当初、地縁血縁のない沖縄での生活は大変で、精神不安に陥る方々も沢山いました。最初の救いは同じ体験をした仲間と共感した涙。何度も何度も体験を共有して涙を流しました。そして、歩み出すきっかけを見つけたのです。

その経験から私たちは人と人とが繋がりあう強さを学び、温かく受け入れて頂いた「沖縄」に感謝、恩返しをしながら様々な絆づくりをしていきたいと願うようになりました。どこにいても一人ひとりが「仮の人生」ではなく「自分の人生」を歩いてゆけるよう、私たちは活動したいと考えています。

<沖縄じゃんがら会の活動>

【相談支援事業】

専門家や地域福祉と連携した相談支援

【避難元への一時帰省旅費支援事業】

避難元へ一時帰省するための旅費を補助する相談支援

【帰還支援】

帰還をする際の旅費や必要経費への補助支援

【コミュニティ構築・強化事業】

交流会やサークル活動・相談会などを通して横のつながりを作り

コミュニティ維持をするための取り組み